立ち込める白い煙は宙を舞う。
つられて僕の心も踊りだす。
するとあの子も踊りだす。
煙と僕と君。
みんな白くてふわふわ。
天井にたまってひと塊。
あとは漂うだけ。
僕の心は夏の空。
君はどこか上の空。
静かにまって消えるだけ。
息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。
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