2021年8月30日月曜日

 立ち込める白い煙は宙を舞う。

つられて僕の心も踊りだす。

するとあの子も踊りだす。

煙と僕と君。

みんな白くてふわふわ。

天井にたまってひと塊。

あとは漂うだけ。

僕の心は夏の空。

君はどこか上の空。

静かにまって消えるだけ。

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逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。