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2021年11月2日火曜日

さらば

さらばだ
栄光の彼方
見える世界は空高く
藍色に染った血潮は
海へと帰るだろう
いつかまた
紅き炎がなびく時
再会することを深く願う



答え

おやすみなさい

2021年10月11日月曜日

🧂

塩をふれ。塩を。

あの空に塩ふってやれ

ほらそこの道にも塩ふってやれ

真っ白になるくらいでいい塩梅だ

これで味気ない日常ともおさらば

2021年10月10日日曜日

砂パンダ

砂けむりの中にパンダがいた

砂漠のど真ん中で颯爽と笹をかじってる

さり気なく近寄って見ると

パンダは僕に囁いた

この笹、捧げるよ

さっきまでの砂けむりが嘘のようだ

創造

 パズルを組み合わせて家を作る

組み合わせは自由自在 高層マンション 二世帯住宅 平屋 空から見える街景色 作るって面白い

2021年10月9日土曜日

しがらみ

しがらみを超えた先にあるのはしがらみ

しがらみを超える前にあるのはしがらみ

しらがみの語感が気に入る夜はしがらみ

しょぼん

しぼんだシャボン玉は遥か彼方へ

しぼんだ小籠包は遥か彼方胃の中へ
しぼんだカエルのは遥か彼方井の中へ
しょぼくれた僕は遥か彼方どこへ

2021年10月8日金曜日

砂を噛む

砂ぎもじゃりじゃり

孤独なビーナスなんて小洒落てる

小生意気にじゃこを咥えて美人ずら

邪険にすんなよ

こちとら砂で髪がざらざらなんじゃ

ドレスなんざ着たこともない

涼しい顔のビーナス

これが私の素なんて冗談じゃない


2021年10月5日火曜日

常識的に考えて

僕らの時代のJKがカバンにヌイグルミを沢山つけていたように
 
今のJKは小型扇風機を持たなくてはならない

2021年10月3日日曜日

時間

僕は時間が嫌いだ

なぜこんなに息苦しいものを作ったのか

時間通りに始まる仕事

時間通りに動き出す電車

めまいがしてくる

こんなものがあるから人は穏やかではいられなくなるのだ

今すぐ消し去って欲しい

ただ一つ

君との約束の時間だけには遅れる訳にはいかない

2021年10月2日土曜日

じたばた

横たわった水槽

足元には土砂が散乱している

水を求めてじたばたもがく金魚

どうしても自分を重ねてしまう

なんでこんなことしてしまったんだろう

城下町

シルフの風に乗り

上空から見降ろす城下町

そこには貧富の差などを感じず

その雄大さを存分に桜花するばかり

生誕

もう駄目だ

この世に何の未練もない

あいつらは人間じゃない

きっとオークか何かだ

まるで俺の話を聞いちゃいない

こんな魔物が蔓延る世界は腐ってる

腐ったものは捨てるべきだ

もうこんな世界はいらない

焼き尽くそう何もかも

最強の男


彼は生まれながらに最強だった

 

彼はその運命か幾多の悪を打ち破る

 

彼は戦いを挑まれたら断らない

 

彼は敗北を知らない

 

彼は地位も名誉も富も得た

 

彼の目は力を失っていく

 

彼は今も最強のまま

辛辣


カタン

 

コトン

 

チリコンカン

 

二皿目


夏よ。

 

俺は目覚まし時計は使わないんだ。

 

夏よ。

 

いいから止めてくれ。

 

夏よ。

 

雨上がりの晴天に。

 

夏よ。

 

今年もお前は来たんだな。

2021年10月1日金曜日

しれっと

しれっとトイレット

やっとこ便座蹴っ飛ばすっと さっと座ってすくっと立つっと きっと心は晴れ晴れっと

2021年9月29日水曜日

終点

次は終点です。だなんて

勝手なこと言ってくれるじゃないか

まだこんな所で終われるわけないだろ 

この先のもっと先が知りたいんだ

勝手に終わらせないでくれ

もっと長く夢を見させてくれ

折り返してゆく電車

私はもう引き返せない

2021年9月28日火曜日

詩して詩かばね

死してしかばね

骨は拾わなくてもいい

だけど受け取ってほしい

私が生きた世界を

私が見た景色を

私が感じた感情を

どうか詩にしてほしい

あなたの思うままに

それだけでいい

死角

荒れ果てた大地に降り立つ

そこには何もない

何もないがそこにはある

何もないと思ったのはあなたで

よく見るとなんかある

草も石も空も風も

ちゃんとそこにある

それだけ

君があまりにも悲しそうな顔をしているから

目にも止まらぬ速さで僕の手を突き刺したんだ

そしたら君の心臓がまだやれるって言うから

僕はそっと君を手放したんだよ

逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。