2021年8月30日月曜日

滝のように流れる詩

 滝のようにながれる

机の上にしたたる

服の上にもしたたる。

熱いようで、どこかぬるい

透明のようで、どこか淀んでいる

世界が変わるならば

あの時に戻れるならば

そんなことはよくある話

現実は残酷に進んでいくのみ

もしもやりなおしが効くのならば

こんな未来は待っていなかったのかな

私がもってうまくやっていれば。

もしくは動かなければ

今のこの惨状にはなっていなかったかもしれないね

ごめんね。

申し訳ないよ。

ただひたすらに。

流れ落ちるメンマ。

白いシャツを染めるスープ。

優しく私を撫でる麺。

勢いでいれたニンニク。

そのどれもが私を作る思い出。

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逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。