2021年8月31日火曜日

無きに詩も非ず

 

やりきった

今まさにそう思えた

今まで何度も苦行を乗り越えてきたが

今度ばかりはやりきった

これ以上はもう無い

あとは醜く朽ち果てるのみだ

しかし、何なんだこの光は

何度手に掴んですり潰しても

またどこかで輝きだす

かと言って放置すれば別のものが煌めく

もういいのだ

もう沢山だ

いい加減にしてくれ

眩しくて敵わないんだ

しかし、分かったこともある

街ゆく人が輝いて見えるか

それとも薄暗く見えるか

それは手元に灯った光の加減

今夜は明かりをつけて眠ろうか

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逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。