2021年11月20日土曜日

手当

 穴を見た。生きているのも不思議なくらいだ。血を見た。こんな量の血は初めてだ。よくもまぁ小さな体に詰め込んだもんだ。だけど、不思議と痛くない。辛くもない。むしろ心地いいくらいだ。人の手はこんなにも人を救うのだな。ありがとうその手を差し向けた君へ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。