2021年10月31日日曜日

ヘドロ

世界が淀む

人も街並みもヘドロだ

どうしてこんなことになった

道を踏み外したのか

そんなはずはない

そんなはず

戻って確かめてみるか

そんな時間はない

ならばどうすればいい

どうすれば

はらりと落ちる汗

とめどない焦り

なんてくだらない世の中なんだ

そうか

眼鏡が曇っていただけか




答え

世界が淀んで見えることへの焦燥感

この前までこんなはずではなかったのに

そしてふと気付く

世界はくだらないと

眼鏡が曇っていたから世界が淀んでいたのか

眼鏡が曇っていたから世界が綺麗に見えていたのか

想像を楽しむ詩

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逃げる

  息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。